比企谷八幡「鶴見留美の家庭教師のアルバイトをすることになった」【俺ガイルSS・はまちSS】

公開日: : 俺ガイル・はまちSS

2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:07:06 ID: 0MA+5kzD0

雪乃「アルバイト?あなたが?」

八幡「まぁ、バイトって言っても知り合いの手伝いみたいなもんだけどな」

雪乃「それにしてもあなたが働くなんて意外ね、明日は雪かしら?」

八幡「相変わらず酷いですね雪乃さん。俺だってやりたくてやるわけじゃねえよ」

雪乃「そういうところは相変わらずね。それでそのバイトというのは何をするのかしら?」

八幡「家庭教師だとよ。ゼミの先輩の妹さんの」

雪乃「あなたもそんな人付き合いが出来るようになったのね」

八幡「俺だって最低限の人付き合いくらいしてるさ」

雪乃「そうみたいね。ま、がんばりなさい」

八幡「はいはい、どうも」

雪乃「明日は1限から実習があるから先に寝るわね、おやすみなさい」

八幡「ん、おやすみ」

5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:10:18 ID: 0MA+5kzD0

次の日
八幡「先輩の家は……ここか」

家庭教師を頼んできた先輩の家は閑静な住宅街にある一軒家だった。

八幡(今更ながら帰りてぇ……)

八幡「はぁ……めんどくせぇなぁ」

八幡(でも仕方ねぇよな。この期に及んでドタキャンなんて出来るわけねえしな)

意を決してインターホンを押した
8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:26:40 ID: 0MA+5kzD0

応対に出てきた先輩の母親と家庭教師に来る日・給料など簡単な打ち合わせをした
女性「それじゃ、次に来ていただくのは次の火曜日ね」

八幡「はい。それでは明後日から、火曜、土曜の週2回ということで」

女性「そうね。よろしくお願いしますね」

八幡「はい、こちらこそよろしくお願いします」
9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:28:37 ID: 0MA+5kzD0

女性「本当は今日、あの子もいたら良かったんだけど」

八幡「部活ですか?」

女性「ええ。今日は練習を抜けられないって」

八幡「そうなんですか、熱心にされてるんですね」

女性「そうなのよ。あの子ったら部活に一生懸命すぎて勉強の方が疎かになっててね」

女性「今まで勉強には全く興味がなかったのに、急にやる気がわいてきたみたいなのよ」

八幡「勉強する意欲があるのはいいことですね」

女性「そうね。この間○○が帰ってきたときに大学とかゼミの話をしてくれたのが良かったのかしら?」

女性「その話を聞いて急に家庭教師を付けてほしいって言い出してね」

八幡「へぇ、じゃあお兄さんと同じ△△大志望ですか?」

女性「そうなの。それも○○の話を聞いて急に決めたらしいんだけどね」

女性「でもせっかくあの子もやる気を出してるみたいだし、よろしくお願いしますね」

八幡「はい。しっかりやりますので。こちらこそよろしくお願いします」
10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:29:37 ID: 0MA+5kzD0

その日の晩

ガチャ

八幡「ただいま」

雪乃「あら、お帰りなさい。遅かったわね」

八幡「ん、バイトでな。親御さんと話してきた」

雪乃「そう。疲れた顔をしているわ。今夕食を作っているから、先にお風呂に入ってきてくれるかしら?」

八幡「了解。なんかすまんな」

雪乃「ふふっ、別にいいわよ。私が実習で遅くなるときはいつも食事を作ってくれるじゃない。たまにはお返ししないとね」

雪乃はいたずらっぽく笑った

11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:30:55 ID: 0MA+5kzD0

雪乃「どうかしら?」

八幡「美味いな。しばらく料理してなかったのに腕はなまってないんだな」

雪乃「当然よ」

雪乃は少し恥ずかしげに頬を染めてそう言った

雪乃「コホン、それはそうと今日はどうだったの?」

八幡「バイトの件か? まぁ親御さんといろいろ話しただけだよ」

雪乃「そう。生徒の子とは会わなかったのかしら?」

八幡「ああ、今日は部活で予定が合わなかったんだとよ」

雪乃「どんな子か気になる?」

八幡「どうだろうな。気にならないと言えば嘘になるかな」

雪乃「良い子だといいわね」

八幡「まあな」

12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:32:24 ID: 0MA+5kzD0

食後二人でソファに座って映画を見る。TVに映っているのは有名なSF映画で、俺はそこそこ好きな作品だ

雪乃はSF映画には特に興味はない

八幡「つまらないだろ?」

雪乃「いいえ、そんなことないわ」

彼女は頭をもたせ掛けてきて

雪乃「あなたとこうしていられるだけで私は幸せよ」

そう言う彼女は耳まで真っ赤にしていて

八幡「……ありがとな///」

雪乃「どういたしまして///」
13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 02:33:57 ID: 0MA+5kzD0

映画が終わるころには雪乃は寝息を立てていた

八幡(疲れてたのかな)

雪乃は俺と同じ大学の一番偏差値が高い理系の学科に在籍している

当然ながら講義、実習、レポートと、俺の学科とは比べ物にならないくらい忙しいはずだ

そっと抱き上げても雪乃はかすかに身じろぎしただけで目は覚まさなかった

ベッドに寝かせて布団をかけてやる

八幡(本当に綺麗だな)

静かに寝息を立てている寝顔を見てそう思った

しばし雪乃の寝顔に見とれた後、彼女を起こさないように隣にもぐりこんで眠りについた

16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 03:37:16 ID: 0MA+5kzD0
火曜日
ピンポーン

「はい」

若い女性の声。前回会った母親とは違うようだ

八幡「あ、私、比企谷と――」

「あ、比企谷先生ですね。今開けます」

声の主はインターホン越しにそう言った

すぐに玄関のカギを開ける音がして扉が開く

扉から顔を出したのは高校生くらいの年齢の女の子だった

女の子「比企谷先生ですよね? どうぞ入ってください」

八幡「どうも、失礼します」

17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 03:38:29 ID: 0MA+5kzD0

リビングに案内されてソファに座ると、女の子はキッチンからカップを二つ持ってきた

女の子「はい、せんせ」

そう言って女の子はカップを差し出した

八幡「ありがとう」

一口飲むと甘ったるいコーヒー飲料の味がした

八幡(MAXコーヒーか? 好きだけど、来客用で出すなんて変わってるな)

俺がコーヒーを飲むのをじっと見ていた女の子は

女の子「おいしいですか?」

八幡「ん、ああ、美味しいね」

女の子「そうですか。良かった」

女の子はほっとしたような笑みを浮かべた

18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 03:40:19 ID: 0MA+5kzD0

八幡「えっと、家庭教師の話は聞いてるよね?」

女の子「はい、今日からよろしくお願いします」

そう言って女の子はぺこりとお辞儀をした

八幡「初めまして、お兄さんの後輩の比企谷です。こちらこそよろしくお願いします」

八幡「えっと、名前は留美さんだったよね?」
留美「はい、鶴見留美です」

留美という名前のその女の子はニコリと笑った
19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年02月11日 (水) 03:45:51 ID: 0MA+5kzD0
今日はここまでです。
読んでくださった方ありがとうござます。
45 : ◆C5ud47oPZQLr sage saga 2015年03月10日 (火) 23:25:00 ID: 66J/YWdl0
1です。投下遅れて申し訳ありません。少し手直ししてから投下します。おそらく24時以降。
50 : ◆C5ud47oPZQLr saga 2015年03月11日 (水) 22:10:23 ID: KyZ+XhSm0
昨日はすみませんでした。手直ししているうちに寝てしまってました。これから少し投下します。
51 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:11:24 ID: KyZ+XhSm0

八幡「とりあえず簡単なテスト作ってきたから、まずこれをやってもらえるかな」

留美「はい」

出された問題をすらすらと解いている

母親はああ言ってはいたが、それほど学習に難があるわけではなさそうだった

これなら指導し易そうだと思い少しほっとする

52 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:12:19 ID: KyZ+XhSm0

解き終わった答案を採点していると

留美「一つ質問していいですか?」

八幡「いいよ。何かな?」

採点しながらそう答えた

留美「先生って付き合っている人いるんですか?」

八幡「……え?」

思わず採点の手が止まる

53 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:14:30 ID: KyZ+XhSm0

留美「だから、彼女さんはいるんですか?」

顔を上げて見ると、彼女はじっとこちらを見つめていた

ゆるぎない視線にたじろぎ思わず目をそらす

八幡(え?何この展開……)

八幡「か、彼女か~いない…かな」

意味もなく嘘をついてしまう。まぁプライベートのことをべらべらしゃべるのは嫌いだってものある

留美「へぇ~……ほんとですか?」

疑わしそうにジト目で見られてしまった

八幡「本当に」

留美「そっか」

そうつぶやくと彼女は嬉しそうにほほ笑んだ

55 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:22:55 ID: KyZ+XhSm0

~~~~~
時計を見ると午後8時過ぎになっていた

八幡(そろそろ時間か…)

八幡(中間試験までのスケジュール確認、指導方針の説明、苦手教科の把握、宿題の確認、今日やっておくことは全部やったよな)

八幡「この章で他に分からないところとかある?」

留美「ん~、大丈夫だと思います」

八幡「それじゃ、今日はこれくらいかな」

留美「先生」

八幡「ん?どうした?」

留美「先生のメアド教えてくれませんか?」

八幡「え、え~と」

八幡(メアドか……こういう場合はどうしたらいいんだ?)

八幡(まぁ教えない方がいいんだろうなぁ……)

留美「ダメ…ですか?」

八幡「うっ……」

留美「質問したいときとか、先生にメールできるとすごく便利だと思うんですけど」

八幡「ま、まぁそういうことなら」

留美「やった♪」

56 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:38:08 ID: KyZ+XhSm0

帰り道
八幡(メールアドレス教えたのはまずかったかな……)

親御さんに知られるといい顔はされないだろう

俺はロリコンではないし、手を出す気もない

しかし他人から見てどうかという問題がある

八幡(まぁ、勉強で分からないところがる時に使うくらいなら問題ない……のか?)

家庭教師のバイトをするのは初めてだ

だから一般的な家庭教師が生徒とどの程度の距離感で接しているのかが分からなかった

八幡(はぁ、まぁこっちが節度を持って接していれば問題は起こらないだろ)

57 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2015年03月11日 (水) 22:44:07 ID: KyZ+XhSm0

八幡「ただいま」

雪乃「おかえりなさい」

雪乃はエプロンを付けて、手を拭きながら出てきた

八幡「いい匂いがする」クンクン

雪乃「ええ、あなたの好物よ。お風呂も沸かしてあるけれど、先に夕食にする?」

八幡「そうだな。先に夕食食べようぜ」

雪乃「分かったわ。今温めるから少し待っていてね」

そういうと雪乃はキッチンに戻っていった

靴を脱いで部屋に上がりキッチンに入り、雪乃の後ろから鍋をのぞき込む

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